コロナ制限緩和の韓国、クラブで集団感染

朝鮮半島
2020/5/9 16:00
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集団感染が発生し閉鎖されたクラブ(8日、ソウル市)=共同

集団感染が発生し閉鎖されたクラブ(8日、ソウル市)=共同

【ソウル=細川幸太郎】韓国ソウル市の繁華街にあるクラブで新型コロナウイルスの集団感染が発生した。20代の男性が2日、発熱などの症状があるにもかかわらずライブイベントに来場し、9日までに15人の感染が確認された。韓国では4月以降、感染防止策が奏功し感染者数は減少傾向をたどり、6日には外出規制や集会制限などの感染防止策を一部緩和したばかりだった。当局は市中感染の拡大再燃を強く警戒している。

集団感染が発生したのは、ソウル市有数の繁華街である梨泰院(イテウォン)のクラブ。この男性は同日に複数のクラブやバーに立ち寄っていた。韓国当局が追跡調査したところ、立ち寄り先には少なくとも1500人が出入りしていたという。韓国メディアによると、釜山市など遠方からの来場者もいて、コロナウイルスが拡散された恐れもある。

政府当局は「追加で感染者が出る可能性が非常に高い」と警戒を強め、クラブ来場者の動線確認などを進めている。ソウル市もクラブなど遊興施設に対して入場前の検温やマスク着用といった防疫対策を順守するよう行政命令を下した。

韓国政府が毎日発表する新規感染者数で9日には18人が確認され、そのうち17人がクラブや職場などでこの男性との接触が確認されているという。韓国の新規感染者数は4月下旬以降はほぼ1ケタに抑えられていた。海外からの入国者の感染確認が多く、市中感染の封じ込めが成功していたとみられていた。

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