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福永、クラシック完全制覇 ダービー再戴冠に期待

関西のトップ騎手、福永祐一(43、栗東・フリー)が大記録を達成した。4月19日に行われた3歳三冠の第一関門、第80回皐月賞(G1、中山芝2000メートル)を勝ち、クラシックレース完全制覇を飾った。

コントレイルに騎乗した福永(右)は皐月賞を初めて勝った=共同

クラシックは皐月賞のほかに日本ダービー、菊花賞、牝馬限定の桜花賞、オークス(いずれもG1)と計5つある。3歳馬しか出られないレースで、馬にとっては一生に一度だけの大舞台。それだけに価値が高く、特に日本ダービーは国内最高峰の扱いを受ける。

福永は今回の皐月賞を、2019年の最優秀2歳牡馬、コントレイル(栗東・矢作芳人厩舎)に騎乗して優勝。これで5つのクラシックをすべて勝った。クラシック完全制覇は史上11人目の記録となる。

皐月賞当日の中山は75ミリも降った前日の大雨の影響で馬場状態が悪かった。特に内側が悪く、最内の1番枠からスタートしたコントレイルは「あまり進んでいこうとせず」(福永)に、後方からの競馬となった。

「ペース次第では2、3番手からの競馬を考えていた」という福永にとって「想定外のレースとなった」が、第3コーナー付近で馬群の外側に持ち出していくと、その後、進出を開始。最後の直線で先頭に立ち、2着に入ったサリオス(牡、美浦・堀宣行厩舎)と激しい競り合いの末、半馬身差抜け出した。「走り方も良くなっているし、強い勝ち方だった」と福永はパートナーをたたえた。

福永は1996年のデビュー。初騎乗で初勝利を飾るなど、若いときから第一線で活躍してきた。クラシック初勝利はプリモディーネで制した99年の桜花賞。その後04、05、07年にオークスを勝ち、05年にはもう一度、桜花賞で優勝するなど、牝馬のクラシックでは実績を残した。だが牡馬も出走できる皐月賞、ダービー、菊花賞の三冠レースにはしばらく縁が無かった。

初めて三冠レースを勝ったのは13年の菊花賞。当時、騎乗したエピファネイアはパワーがあり、前に行きたがる気性だった。福永も筋力トレーニングに努め、馬を抑えることができた。

18年の日本ダービーはワグネリアンで優勝した。当時、福永は「やはり普通のG1とは違う。同じ感動を味わえるかはわからないが、もう一度勝ちたい」と特別なレースを制した喜びを語っていた。

コントレイルと臨む今年のダービーは、間違いなく2度目の優勝の好機となる。皐月賞より長い2400メートル戦となるが、皐月賞の内容なら「距離は延びても大丈夫」と福永も期待を膨らませている。

(関根慶太郎)

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