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ユナイテッド航空、2400億円の起債中止

【ニューヨーク=大島有美子】米航空大手のユナイテッド航空は8日、3年債と5年債で合計22億5千万ドル(2400億円)の起債を中止すると米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかにした。旅客需要の長期低迷が見込まれるなか、利回りの上乗せを求める投資家との間で条件が折り合わなかったとみられる。

ユナイテッドは5日に起債を発表し投資家と条件交渉に入っていた。360機の機体も担保としてつけていた。ブルームバーグ通信によると、ユナイテッドは当初年9%の利回りを提示したが、投資家に上乗せを求められ11%程度に引き上げるとしていた。それでも7日までに15億ドルしか注文が集まらなかったという。

新型コロナウイルスの感染拡大にともない旅客収入が激減するなか、航空各社は政府支援を受けながら資金確保を急いでいる。ユナイテッドは4月、10億ドル超の公募増資を実施していた。航空会社の起債ではデルタ航空が4月27日に35億ドルを年7%の利回りで起債しており、社債発行による市場での資金調達ではデルタと明暗を分けた。

州の一部で経済再開の動きが出始めたものの、収益源となるビジネス出張の再開は当面見込めない。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイは5月2日の年次株主総会で、保有していた航空株を全て売却したと明らかにした。外出制限が人々の行動様式を変え「3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるか見通せない」と長期の需要停滞を示唆した。こうした環境見通しも社債の需要低下につながったとみられる。

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