新型コロナ感染の子供に「川崎病」症状 NY州で73件

2020/5/9 4:27 (2020/5/9 12:54更新)
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小さな子供を抱きながら新型コロナ検査の受診を待つ女性=ロイター

小さな子供を抱きながら新型コロナ検査の受診を待つ女性=ロイター


【ニューヨーク=伴百江】米英やイタリア、フランスなど欧米で、新型コロナウイルスに感染した子供が血管の炎症を引き起こす「川崎病」に似た症状をみせる事例の報告が相次いでいる。ニューヨーク州のクオモ知事は8日の記者会見で、州内でコロナに感染し、川崎病に類似した症状が確認された子供が73人にのぼり、このうち5歳の男児が7日に死亡したことを明らかにした。

これまで子供は感染しても軽症や無症状で済むことが多いとされてきた。米国では今後、学校をいつ再開するかについての議論が本格化することになるが、子供のコロナ感染に対する対策の強化も必要になっている。

川崎病は1967年に発見され、子供の血管の炎症を引き起こす原因不明の病気。初期症状として発熱を伴い、重症化すると心臓障害につながるとされる。

デブラシオ・ニューヨーク市長は、市内で川崎病の症状が確認された15人の子供のうち、10人が新型コロナに感染していたと述べた。ロサンゼルスの小児病院でも、川崎病の症状が出たコロナ陽性患者3人が報告されている。

マスクをつけるニューヨークのクオモ州知事(7日、ニューヨーク州南部バルハラ)=ロイター

マスクをつけるニューヨークのクオモ州知事(7日、ニューヨーク州南部バルハラ)=ロイター

米メディアによると、米国では毎年、約5500人の川崎病患者が出るが、今年は世界中で患者数の増加が目立つという。ただ、コロナ感染と川崎病の関連性については明らかになっていない。

クオモ州知事は、5日以上高熱が続いたり、下痢・嘔吐(おうと)の症状や舌が赤くなったり、呼吸困難などの症状が子供に出たら、すぐに医師に連絡するよう呼びかけた。

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