「陽性率」把握できず 基準ばらつき、出口戦略に影も
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新型コロナウイルスのPCR検査で、陽性者の割合「陽性率」を国が正確に把握できずにいる。厚生労働省は都道府県などから報告を受けているが、算出基準が自治体間でばらつくといった問題が表面化。陽性率が高いと検査不足や感染の見逃しが疑われるが、集計方法や定義が曖昧なまま不正確な数字が独り歩きすると、出口戦略の障壁にもなりかねない。
「都道府県が忙しい事情もあり、実態として(報告が)なかなか上がっ...
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