学生の8割が将来に不安 経済的心配も、生協連調査
新型コロナウイルス感染拡大の影響で将来や進路に不安を感じている大学生や大学院生は8割に上ることが8日、全国大学生協連の調査で明らかになった。アルバイト収入の減少などで経済的な心配がある学生も7割だった。調査は4月20~30日にインターネットで実施し、3万5542件の回答があった。
結果によると、将来や進路に不安があるかどうかの質問には3万4935件の回答があり、「とても感じている」が1万4626件、「感じている」も1万4655件で共に41.9%。両者で83.8%を占めた。
複数回答で聞いた不安の具体的内容は「就職できるか」が1万9800件で最多。「希望の職種につけるか」の1万3755件、「就職先が安定しているか」の1万2032件が続いた。経済状況では「非常に不安」「不安」が計67.7%。アルバイトの収入が「大きく減少」「減少」とした回答が半数を超えた。
自由記述では、私立大1年の女子学生が「学費を払えず休学か中途退学を考えている」、私立大1年の男子学生も「家計を圧迫しており入学したことを後悔している」と記すなど、切実な声が多く寄せられた。〔共同〕

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