千葉県内酒造会社、消毒用アルコール相次ぎ発売

2020/5/8 19:45
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で消毒液不足が叫ばれているなか、千葉県内の老舗酒造会社が手指の消毒に使える高濃度アルコール製品の製造を相次ぎ始めた。既存の製造ラインを活用し、県内の医療機関や福祉施設を中心に販売する。

飯沼本家はアルコール濃度66%の高濃度アルコール製品を製造した

飯沼本家(酒々井町)は「KINOENE ALCOHOL66」を約4000本製造し、11日から販売を始める。アルコール濃度は66%。1本720ミリリットルで、販売価格は1225円(税抜き)。県内の病院などから要望があり、製造に踏み切ったという。

鍋店(成田市)は「仁勇 アルコール65%」を約3000本製造する予定だ。1本500ミリリットル入りを1000円(同)で販売する。15日から販売を始めるほか、本社のある成田市と酒蔵のある神崎町に寄贈する。大塚完社長は「少しでも役に立てれば」と話している。いずれも医療機関や福祉施設に優先的に販売するが、在庫をみながら家庭への販売も検討する。

守屋酒造(山武市)も1日から、消毒用としてアルコール濃度77%の「舞桜77」の販売を始めた。再蒸留させてアルコール分を高めた焼酎に日本酒を加えた。継続的に週400リットルを製造する予定だ。500ミリリットル入りで1610円(同)。医療機関などのほか、直営店を含む県内5カ所で一般家庭向けにも販売する。

醸造アルコールは従来、酒造り以外への利用は認められていなかった。だが消毒液不足を受け、厚生労働省がアルコール度数の高い酒などを消毒液の代替品として使用することを特例として認める通知を出した。このため酒造会社が高濃度アルコール製品を作る動きが全国的に広がっている。

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