ビットコイン、3カ月ぶり1万ドル超え 「半減期」意識

2020/5/8 18:58
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代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格が上昇している。情報サイトのコインデスクによると、8日の仮想通貨市場で一時1ビットコイン=1万ドルに達し、約3カ月ぶりに節目の1万ドルを上回った。世界的な株価の回復で投資マネーが流入したほか、「半減期」と呼ぶ4年に1度のイベントを前に需給の引き締まりを期待した買いが入っている。

ビットコイン相場は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的なリスク回避の影響で売りを浴び、3月14日には一時4000ドル割れの水準まで下落していた。手元資金確保のため、ビットコインの現金化を急ぐ投資家も目立った。ただ、その後は株価の回復に連れて買い戻しの動きが強まった。対円では1ビットコイン=104万円台で推移している。

ビットコインはマイニング(採掘)と呼ばれる作業をした人に対し、報酬として新たなコインが発行される。発行量が一定に達した段階で作業に応じた報酬額が半分に減少する仕組みで、4年ごとにこの半減期が訪れる。次の半減期は12日にも訪れる計算で、マイニングに伴う供給が減る可能性がある。一部の投資家は前回2016年の半減期後に上昇が続いたことを意識し、買いを入れているもようだ。

ビットバンクの長谷川友哉氏は「半減期後の需給引き締まりや景気回復を受け、19年高値の1万4000ドル程度まで上昇余地がある」と指摘している。一方、急上昇の反動で利益確定の売りが膨らみ、相場の頭を抑える可能性もある。

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