8/15 17:00更新 マーケット 記事ランキング

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 23,289.36 +39.75
日経平均先物(円)
大取,20/09月 ※
23,280 +70

[PR]

業績ニュース

HOYAの1~3月期純利益31%減 メガネレンズ苦戦

2020/5/8 20:30
保存
共有
印刷
その他

HOYAが8日発表した2020年1~3月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比31%減の199億円だった。新型コロナウイルスの感染が広がりメガネレンズの需要が減った。鈴木洋最高経営責任者(CEO)はオンライン会見で「(株安を受けて)M&A(合併・買収)を検討しており、自社株買いを当面見送って資金を確保する」と述べた。

売上高は4%減の1351億円。費用には内視鏡事業をめぐる米司法省との和解金47億円も計上した。

主力のメガネレンズなど「ライフケア事業」の税引き前利益は前年同期比43%減の89億円だった。1月以降、中国や韓国、欧米でメガネ店の一時閉鎖が相次ぎ、国内のコンタクトレンズ直営店「アイシティ」も一部休業した。

もう一つの柱である情報・通信部門は同198億円と8%の増益。半導体ウエハーに回路を描く際に原版となる「マスクブランクス」の中でも、微細な半導体回路の成形に使われるEUV(極端紫外線)対応の製品は売り上げが5割伸びた。

在宅勤務やオンライン学習が広がって通信需要が増え、データセンターの投資が活発になっている。そのため同社が手がけるHDDのガラス基板も好調だった。

20年3月期通期では売上高は前の期比2%増の5765億円、純利益は6%減の1144億円だった。21年3月期については、例年通り4~6月期の決算発表時に4~9月期の業績見通しを公表する予定だ。鈴木CEOは「現時点では減配も増配もしたくない」と述べた。

今回の発表では、今期の手元資金の使い方について考え方を明示した。キャッシュを安定的に確保するため設備投資も抑え、従業員の採用を凍結。メガネや眼内レンズなどの工場を閉鎖・統廃合して費用を一段と減らす。同社は過去5年間に、毎年700億~1100億円程度の純現金収支(フリーキャッシュフロー)を生み出している。

直近では「メガネレンズは4月は最後の週までの売上高が前年より78%落ち込んでいる」(鈴木CEO)という。中国や韓国では需要が回復しつつあるが、世界全体の復調には3カ月ほどかかると見込んでいる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム