富田林署逃走で被告有罪、地裁支部「供述は荒唐無稽」

社会・くらし
2020/5/8 16:59
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部分判決が言い渡された大阪地裁堺支部の法廷(代表撮影)=共同

部分判決が言い渡された大阪地裁堺支部の法廷(代表撮影)=共同

大阪府警富田林署で2018年8月、面会室のアクリル板を壊して逃走したなどとして、加重逃走罪などに問われた樋田淳也被告(32)の区分審理で、大阪地裁堺支部の安永武央裁判長は8日、同罪について有罪の部分判決を言い渡した。

大阪地検堺支部が起訴した事件は21件。8日は区分審理の対象となった加重逃走罪や窃盗罪など18件のうち、17件で有罪が言い渡された。逃走前のひったくり1件を無罪とした。残る強盗致傷罪など3件は裁判員裁判で審理し、部分判決を踏まえて量刑を判断する。

弁護側は「逃走は認めるが、面会室のアクリル板は第三者が壊した」と主張し、加重逃走罪の成立を争う姿勢を示していた。判決理由で安永裁判長は「初対面の第三者が被告人を助けたというのは荒唐無稽の供述」と指摘。アクリル板が面会者側に向けて壊れていた点を挙げ、樋田被告が壊して逃げたと認定した。

起訴状によると、樋田被告は18年8月12日夜、富田林署の2階の面会室で弁護士と接見した後、隔離用のアクリル板を壊して逃走。大阪府羽曳野市で自転車を盗み、日本一周中の旅行者を装いながら中四国を転々とし、食料品の万引きを繰り返したなどとされる。

部分判決は4月30日の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期された。

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