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ファーウェイ、車載用システムの開発加速 年内実用化

BYD、独アウディと提携

ファーウェイは中国内外の自動車メーカーと提携し自動車関連技術の開発を急ぐ(独アウディとの技術開発の展示)

【広州=川上尚志】華為技術(ファーウェイ)が自動車分野の技術開発を加速する。中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)や独アウディなどの自動車メーカーと提携し、スマートフォン向けの高性能な地図や音声案内などの機能を自動車でも使える新システムを年内に本格的に実用化する。主力のスマホ事業で世界市場の減速が続くなか、自動車関連を新たな成長分野と位置づけ事業拡大を急ぐ。

ファーウェイが開発を進める自動車用の新システムの名称は「HiCar(ハイカー)」。同社のスマホに搭載する様々なソフトウエアを自動車でも使えるように開発を急いでいる。スマホで自動車のエアコンやドアの開閉などの操作ができるほか、車の衝突を防ぐ機能も備えるという。そのほか、自動運転向けのクラウドサービスや、次世代通信規格「5G」を使った車載用の通信機器の開発にも注力する。

ファーウェイはBYDやアウディのほか、既に中国国有自動車大手の上海汽車集団など中国内外の30超の自動車メーカーと技術開発で提携している。BYDの幹部はこのほど、6月にも発売する主力EV「漢」でファーウェイとの協業成果を示すと明らかにしている。

中国の新車需要は低迷が続いているが、EVの販売台数は世界最多で、中長期的には市場は一段と拡大する見通しだ。ファーウェイは強みの通信技術を活用し、次世代の自動車関連技術の需要の取り込みを目指す。

ファーウェイの主力事業であるスマホの世界市場は減速が鮮明だ。米調査会社IDCによると、スマホの世界出荷台数は19年まで3年連続で前年実績を下回り、20年も新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナスになるのが確実とみられる。ファーウェイのスマホ事業は世界でのシェアを伸ばし拡大してきたが、足元の出荷台数は減少傾向になっている。

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