持続化給付金、8日中に約280億円支給 官房長官
政府は新型コロナウイルス対策である中小企業や個人事業主への持続化給付金で、支給初日の8日中に総額280億円を支給する。約2万3千件に上る。菅義偉官房長官が閣議後の記者会見で明らかにした。
中小企業向けの実質無利子・無担保融資は6日時点で計20万件、総額3兆円を超える融資を決定したという。
同給付金は前年に比べて売り上げが大きく減った事業者を対象に、法人が最大200万円、フリーランスを含む個人事業主は最大100万円を支給する。1日に受け付けを始めた。
梶山弘志経済産業相は記者会見で同給付金の申請が1日だけで約5万6千件、7日までに約50万件に上ったと説明した。申請受け付けから振り込みまでの期間は「2週間ぐらい」という。「かなりの申請件数があるので審査に手間取っている。処理が進めばもっと早くなる可能性もある」と語った。