NYダウ反発、211ドル高 米経済再開で景気回復期待

2020/5/8 5:15 (2020/5/8 5:30更新)
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【NQNニューヨーク=川内資子】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比211ドル25セント(0.9%)高の2万3875ドル89セントで終えた。経済活動の再開が多くの州に広がり、米景気が回復するとの期待から主力ハイテク株を中心に買いが優勢となった。

ナスダック総合株価指数は4日続伸し、同125.274ポイント(1.4%)高の8979.662と3月4日以来2カ月ぶりの高値で終えた。昨年末終値(8972.604)をわずかに上回った。アップルやアルファベットなどの主力ハイテク株のほか、証券会社が目標株価を引き上げたエヌビディアなど半導体株が買われた。

米国では30を超える州で外食や小売店などの営業を再開する動きが広がっている。7日発表の新規の失業保険申請件数は316万件と高水準だったが、3月下旬に付けた600万件超から落ち着きつつある。新型コロナウイルスで落ち込んだ景気が次第に持ち直すとの期待を誘った。

中国の4月の貿易統計で輸出額は市場予想に反して増加に転じた。中国経済の正常化が進みつつあるとの見方が強まった。「米中閣僚が来週にも貿易について協議する」との報道を受け、新型コロナの感染拡大の責任問題で両国の対立が深まるとの懸念がやや薄れた。

前日夕以降に主要企業が発表した四半期決算が市場予想ほど悪くなく、投資家心理が改善した。2020年1~3月期の赤字幅が大きく縮小した配車サービスのリフトが20%超上昇。決済サービスのスクエアも急伸した。4月後半に顧客に決済利用に改善の兆しが出てきたと明らかにした。

ダウ平均の構成銘柄では航空機のボーイングや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが上昇した。ダウ平均は一時429ドル高まで上げた。

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