中国漁船、インドネシア船員の遺体遺棄 政府は解明要求

2020/5/7 23:35
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【ジャカルタ=地曳航也】インドネシア外務省は7日、中国船籍の漁船でインドネシアの乗組員3人の遺体が海洋に遺棄されたとして、事実関係の解明を中国政府に要求した。ルトノ外相は駐インドネシア中国大使を外務省に呼び、問題への懸念を伝えた。韓国メディアは航行中に中国人乗組員がインドネシア人船員に過酷な労働を強いていたと報道している。

インドネシアのルトノ外相(写真中央)は同国船員の遺体が海に遺棄された問題で中国に懸念を伝えた

インドネシア外務省によると、中国船籍の2隻の漁船が太平洋上を航行していた2019年12月と20年3月、インドネシアの乗組員3人が死亡した。船長は遺体を海に流した理由に関し、感染症で死亡したため、他の乗組員の健康を確保する必要があったと説明している。国際的な海事ルールに従ったという。

2隻には当初、計40人超のインドネシア国籍の乗組員が乗っていた。4月下旬に韓国の釜山に寄港した際、一部のインドネシアの乗組員が下船し、問題が発覚した。2隻は現在、航行を再開しており、約20人のインドネシア船員が乗船しているという。

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