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トルコリラ、通貨危機の最安値下回る

【イスタンブール=木寺もも子】トルコの通貨リラの対ドル相場は7日、一時前日比0.9%安の1ドル=7.2リラ台に下落、2018年の通貨危機「トルコショック」時の最安値を下回った。リラを買い支えようとする中央銀行の外貨準備は急減している。トルコは米国など主要中銀との通貨スワップ協定の締結を目指すが成否は不透明だ。

年初からのリラの下落率は18%に達した。新型コロナウイルスの感染拡大でトルコ経済は大打撃を受けている。6日、アルバイラク財務相が投資家らとの電話会議で2020年のプラス成長見通しなどを語ったが、リラ売りは止まらなかった。

電話会議の参加者によると、アルバイラク氏は20カ国・地域(G20)の主要中銀との通貨スワップ協定に向けた交渉が進んでいると述べた。

だが、6日に米リッチモンド連銀のバーキン総裁がトルコなどとのスワップ協定の可能性について尋ねられた際、「相互に信頼関係のある国」とは既に協定があると発言したことで、悲観的な観測が広がったもようだ。

トルコは近年、ロシア製地対空ミサイルシステム「S400」の導入などを巡り、米国との関係が冷え込んでいる。リラ防衛に努める中銀の外貨準備は足元で520億ドル(金を除く)と、年初から3割超減少している。

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