米リバティとテレフォニカ、英子会社合併で合意

2020/5/7 20:58
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【ロンドン=佐竹実】米メディア大手のリバティ・グローバルとスペインの通信大手テレフォニカは7日、両社が英国に持つ通信子会社の合併で合意したと発表した。設立する新会社に5割ずつ出資し、実現すれば企業価値で約314億ポンド(約4兆円)の通信会社となる。次世代通信規格「5G」の商用化を進める中で、合併による規模の拡大が欠かせないと判断した。

英ヴァージン・メディアとスペインのテレフォニカ傘下のO2が合併することで合意した=ロイター

合併するのはリバティ傘下でCATV大手のヴァージン・メディアと、テレフォニカ傘下の携帯大手O2。売上高は両社合わせて110億ポンド。合併によるコスト削減などの効果は62億ポンドを見込んでいる。当局の承認が得られれば、2021年半ばごろに合併が完了するとみられる。リバティとテレフォニカは、19年末ごろから交渉を始めていたという。

リバティは13年にヴァージン・メディアを買収した。ヴァージン・メディアはブロードバンドネットワークも持つ。O2との新会社は英通信最大手BTグループを脅かすだけでなく、ボーダフォンやスリーなどの競合も戦略の見直しを迫られそうだ。

5Gの商用化を進めるにあたり、効率的に設備投資をし、いかに良質なコンテンツを確保するか、などが世界の通信会社の課題となっている。米国では、携帯3位のTモバイルUSと4位のスプリントが4月に合併している。

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