横浜港へのクルーズ船、5月まで3カ月連続ゼロ
新型コロナウイルスの感染拡大により、横浜港(横浜市)で5月のクルーズ船の寄港予定が全便キャンセルになった。寄港ゼロは3月から3カ月連続となる。同市港湾局によると、2020年の寄港キャンセルは計114回に上った。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での集団感染などにより、各社が日本寄港のツアーを相次ぎ中止しているため。

同港の寄港数は19年には過去最多となる188回で、20年には当初、約260回を見込んでいた。既に4割超がキャンセルとなり、6月以降も「先の見通しが立っていない」(港湾局)という。
横浜市は訪日客の受け入れ拡大などをにらみ、客船ターミナルの整備など受け入れ体制を拡充してきた。ゴールデンウイーク最終日の6日には国内で初めて6隻が同日着岸する予定だったが、全便キャンセルとなった。同港には運航が中止となっている「飛鳥2」と「にっぽん丸」が停泊を続けている。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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