日経平均終値、55円高 感染減少期待と景気不安が交錯

2020/5/7 9:17 (2020/5/7 15:55更新)
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連休明け7日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発し、前営業日比55円42銭(0.28%)高の1万9674円77銭で終えた。欧米での経済活動の再開や中国の貿易統計の改善を好感する買いが優勢だった。国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることも、相場を支えた。朝方には米経済指標の大幅な悪化を嫌気して下げる場面もあった。

昼ごろ発表の4月の中国貿易統計(米ドル建て)は輸出額が前年同月比3.5%増となり、3月(速報値)の6.6%減から増加に転じた。各国に先駆け、新型コロナの感染拡大が収束したとみられる中国での経済活動の回復を示すものとして、好感した買いが入った。都内の6日時点の新規感染者数は38人と、4日連続で100人を下回った。国内の感染拡大に鈍化傾向がみられるなか、経済活動の早期正常化への期待も相場を支えた。

一方で、米民間雇用サービス会社ADPが6日発表した4月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月から2023万6000人減少した。国内の大型連休中に発表されたその他の米経済指標も軒並み悪く、新型コロナによる経済への悪影響が改めて意識され、売りを促した。新型コロナの発生源などを巡り米中両国の対立が激化するとの懸念も上値を抑えた。日経平均は朝方、前日比150円超下げる場面もあった。取引時間中を通じて方向感に乏しい展開だった。

JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比38.24ポイント(0.30%)安の1万2779.18だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、4.53ポイント(0.32%)安の1426.73で終えた。業種別TOPIXは空運、保険などが大幅に下落した半面、電気機器や建設、医薬などは上昇した。

東証1部の売買代金は概算で2兆2877億円。売買高は13億5134万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1118銘柄。値下がりは989、変わらずは64銘柄だった。

信越化東エレク村田製が買われた。中外薬第一三共などの医薬品のほかキーエンス、大成建も上昇した。半面、丸紅JAL東京海上が売られた。JR西日本日産自関西電も下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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