米リフト、1~3月は420億円の赤字 4月の乗客75%減

2020/5/7 7:46
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【シリコンバレー=白石武志】米ライドシェア大手のリフトが6日発表した2020年1~3月期決算は、最終損益が3億9800万ドル(約420億円)の赤字(前年同期は11億3800万ドルの赤字)だった。新型コロナウイルスの影響でライドシェアの需要低迷は長期化すると見込まれており、同社幹部はアナリスト向けの電話会見で固定費や設備投資の削減に取り組むと表明した。

新型コロナでライドシェアの需要は急減した(4月30日、米コロラド州のリフトの乗り場)=AP

リフトがライドシェアサービスを提供する米国とカナダでは3月中旬以降、全国規模の外出制限が始まった。1~3月期の売上高は前年同期比23%増の9億5500万ドル、利用者数は3%増の2121万人と新型コロナの影響は限定的だったが、4月の乗客数は前年同月に比べ75%減少したという。

リフトは長期的な需要減に備え、4月末に従業員の17%に当たる982人を一時解雇するなどのリストラ策を発表している。6日の電話会見でブライアン・ロバーツ最高財務責任者(CFO)は、その他の経費削減にも取り組み、20年10~12月期までに年間ベースで約3億ドルの固定費削減を実現する考えを示した。従来4億ドルとしていた20年の設備投資額を1億5000万ドルに6割強削減することも明らかにした。

同社は3月末の現金および現金同等物の残高は27億ドルだったとしている。万一の金融市場の混乱に備えて手元現金を手厚くしているといい、ローガン・グリーン最高経営責任者(CEO)は「我々は大荒れの経済を乗り越えるのに十分な資金があることを確信している」と強調した。

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