NYダウ反落218ドル安 米雇用、米中対立に懸念広がる

2020/5/7 5:26
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【NQNニューヨーク=張間正義】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、ほぼこの日の安値となる前日比218ドル45セント(0.9%)安の2万3664ドル64セントで終えた。米雇用指標の大幅な悪化や米中対立の懸念から売りが優勢となり、ダウ平均は取引終了にかけ一段安となった。

米民間雇用サービス会社ADPが6日発表した4月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が前月から2023万人減少した。データがある2002年以降で最大の落ち込みとなり、8日に発表される米政府の雇用統計への警戒感が高まった。

トランプ米政権が新型コロナウイルス拡散の責任を問うとして、中国への報復措置の検討に入った。訴訟を通じた損害賠償の請求や中国企業に対する半導体の輸出規制の強化などが実施される可能性がある。米中対立が深刻化していることも投資家心理の悪化につながった。

ダウ平均は上昇する場面もあった。カリフォルニア州は8日から衣料品店など一部の小売店の営業を再開する。経済規模の大きい同州の経済再開で、米景気の回復を期待した買いが入った。

雇用悪化による個人消費の減退懸念でクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが下落した。原油先物相場の下落を受けエクソンモービルとシェブロンも安い。一方、スマートフォンのアップルとソフトウェアのマイクロソフトが上昇した。20年1~3月期決算が市場予想を上回った自動車のゼネラル・モーターズ(GM)も買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は前日比45.27ポイント(0.5%)高の8854.39と3日続伸した。インテルやエヌビディア、マイクロン・テクノロジーなど半導体株の上昇が目立った。

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