ロシア、コロナの制限緩和3段階で 早期実施は難しく

2020/5/7 2:20
保存
共有
印刷
その他

ロシアの感染者は16万人を超え、3月末から続く外出制限下でも増加に歯止めがかかっていない(6日、モスクワ)=ロイター

ロシアの感染者は16万人を超え、3月末から続く外出制限下でも増加に歯止めがかかっていない(6日、モスクワ)=ロイター


【モスクワ=小川知世】ロシア政府は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出制限について、屋外での運動の解禁など3段階での緩和を提案した。時期は感染者数の推移などを踏まえて各地方で決定する。感染者数は16万人超と増加が続き、閣僚で3人目の感染も判明した。早期の制限緩和の実施は難しく、政権への不満がさらに膨らむ可能性がある。

同日開いたプーチン大統領とのテレビ会議で、消費者権利保護・福祉監督庁のポポワ長官が述べた。緩和は(1)小規模店の再開(2)家族での散歩の解禁(3)教育機関などの全面再開――の3段階で地方首長に判断を求めた。感染者の5割が集中するモスクワ市は12日から建設業や製造業の稼働を認めるが、サービス業の営業など大幅な緩和は時期尚早との認識を示した。

ロシアのプーチン大統領は閣僚らとテレビ会議を開き、外出制限の段階的な緩和を議論した(6日、モスクワ郊外)=AP

ロシアのプーチン大統領は閣僚らとテレビ会議を開き、外出制限の段階的な緩和を議論した(6日、モスクワ郊外)=AP

ロシアの感染者は6日までに16万5929人で、1日に1万人を超えるペースで増加している。死者は1537人。閣僚では首相、建設住宅相に続き、文化相の感染も同日に明らかになった。

感染対策で3月末から5月11日までを「非労働期間」として外出を制限し、国民は生活難への懸念を強めている。独立系調査機関レバダセンターは6日、4月の世論調査でプーチン氏の支持率が59%と2000年の大統領就任以来、最も低い水準だったと発表した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]