米の対中報復論、大統領選へ思惑先行 実効措置難しく
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米政権が新型コロナウイルス拡散の責任を問うとして、発生源となった中国への報復措置の検討に入った。訴訟を通じた損害賠償の請求など複数の選択肢で可能性を探るが、実効性の高い措置に踏み切れば米経済再生への足かせとなるためハードルは高い。報復論は大統領選にらみの政治的思惑がにじむ。
「そのうちにしっかりと報告する。何が起きたか知りたい」。トランプ氏は5日、ウイルスの発生源につ...
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