米非製造業景況感、4月10.7ポイント急落 09年以来の水準

2020/5/6 4:16 (2020/5/6 4:20更新)
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=長沼亜紀】米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表した4月の非製造業景況感指数は41.8で、前月より10.7ポイント低下した。新型コロナウイルスの感染拡大にともなう経済閉鎖の影響で、2009年3月以来11年1カ月ぶりの低水準となった。非製造業の拡大・縮小の分岐点となる50を下回ったのは09年12月以来10年4カ月ぶり。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(40.0程度)はわずかに上回った。

米非製造業景況感は50を割り込むのは2009年12月以来(4日、営業再開したカリフォルニア州のレストラン)=ロイター

「企業活動・生産」が26.0で、前月より22.0ポイント低下し統計開始の1997年以来の最低水準を記録した。「新規受注」は32.9で20.0ポイント低下、「雇用」は30.0で17.0ポイント低下した。

一方「入荷遅延」は78.3で16.2ポイント上昇した。需要増によるプラスの理由での遅延ではなく、供給網の混乱によるマイナスの理由での遅延だが、景況感指数にはプラス効果として計算されるため、全体を押し上げた。

ISMによると、18産業中、行政と金融・保険を除く16産業が縮小を報告。回答企業からは「全分野で深刻な価格下落に直面している」(農業)、「閉鎖を強いられ再開はいつになるかわからない」(アート・娯楽・レクリエーション)、「顧客は閉鎖しているか購入を大きく減らしており、売り上げが2、3割落ちた」(卸売業)など、苦境を伝えるコメントが相次いだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]