メキシコへの送金、3月は過去最高 ドル高・ペソ安で

2020/5/5 8:26
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【メキシコシティ=宮本英威】メキシコ銀行(中央銀行)は4日、外国からメキシコへの3月の送金額が40億1612万ドル(4300億円)だったと発表した。前年同月に比べて36%増え、過去最高となった。主要な働き先である米国では新型コロナウイルスの感染が深刻になったが、外国為替市場ではメキシコの通貨ペソ安・ドル高が進み、メキシコ国内でのペソでの受取額が増えるとみた送金が増えた。

3月にペソは対ドルで下落した(3月30日、メキシコシティ)=ロイター

3月の送金額は2月に比べると49%増加した。ペソは3月に対ドルで約2割下落した。新型コロナの感染拡大で将来の「雇用情勢や収入の悪化への恐れ」(米ゴールドマン・サックス)が増したことも送金増を後押ししたとみられる。

ただ米国では現在も、稼働を止めている工場や営業を停止している飲食店は多く、移民の雇用情勢は悪化している。2020年通年の送金額は前年を大幅に下回るとの見方が多い。スペイン大手銀BBVAは4月に、20年は19年比で17%減少するとの予測を発表している。

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