コロナ、世界の感染355万人 経済再開も第2波リスク

2020/5/5 4:49 (2020/5/5 5:47更新)
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暖かくなり、多くの人が外出している(3日、ニューヨーク市のセントラルパーク)=AP

暖かくなり、多くの人が外出している(3日、ニューヨーク市のセントラルパーク)=AP


【ニューヨーク=野村優子】米ジョンズ・ホプキンス大学の調べによると、米東部時間4日午後3時(日本時間5日午前4時)時点の新型コロナウイルスの感染者数は世界で355万9千人超、死者は25万人に迫った。米国ではフロリダ州やミズーリ州などが4日から相次ぎ経済活動を再開した。一方でマスク着用などのルールが徹底されておらず、感染の第2波リスクが高まっている。

感染者数が最多となる米国は117万1千人超となり、世界の約3分の1を占める。スペインが21万7千人超、イタリアが21万1千人超と続いた。

米国では経済再開に動く州が増えてきた。フロリダ州では4日からレストランや小売店が25%のキャパシティーで営業を再開。ミズーリ州でも約2メートルのソーシャルディスタンス(人と人との距離)を保つことを条件に、4日から経済活動を再開。ウェストバージニア州やカンザス州も4日に自宅待機命令を解除した。

経済再開の準備を進めるニューヨーク州のクオモ知事は4日、外出制限が解かれた後の経済再開については各地域の采配に委ねる方針を発表。企業に在宅勤務を義務付ける外出制限は15日まで。業種別に4段階で再開を進めるとしており、第1段階は建設・製造業、第2段階は金融・保険、不動産、小売業など。業種の区分けは感染リスクや経済への影響度合いを考慮して判断したとした。

金融市場も再開に動いており、ニューヨーク証券取引所(NYSE)は4日、サンフランシスコにあるオプション取引のトレーディングフロアを人数限定で再開した。

もっとも経済再開に動いても、マスク着用やソーシャルディスタンスのルールが守られないケースが散見される。4月24日に経済再開を宣言したオクラホマ州は、マスク着用の義務化を撤回。営業再開した店舗で、マスクを着用していない客が、注意した従業員に対して暴力をふるうなどの事件が起きているためだ。

フロリダ州マイアミ・ビーチでは、1~3日の間に8000人以上がマスク着用とソーシャルディスタンスのルールに違反したことを受け、再び公園を封鎖した。

経済再開に動く一方で、想定以上に感染は広がっている。トランプ大統領は3日、「新型コロナの死者は10万人に達する可能性がある」との見方を示した。トランプ氏は4月中旬、「死者数は10万人を大幅に下回り、5万人となる可能性もある」と予測していた。米国の死者は4日、6万8千人を上回った。

感染の第2波に備える動きも出てきた。ニューヨーク市のデブラシオ市長は、第2波に向けてマスクや医療用具などを90日分の在庫を積み上げると発表。併せて、750万枚のマスクを無料配布すると発表した。

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