米シルバーレイク、印通信大手に800億円出資 FBに続き

2020/5/5 3:32
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【シリコンバレー=白石武志】米投資ファンドのシルバーレイクは4日、インド大手財閥リライアンス・インダストリーズ傘下の同国通信最大手、ジオ・プラットフォームズに565億ルピー(約800億円)を出資すると発表した。シルバーレイクはIT(情報技術)分野の投資に強みがあり、リライアンスは同ファンドの知見をインド経済のデジタル化に役立てるという。

印通信最大手を傘下に持つリライアンス・インダストリーズのアンバニ会長兼社長(右)=AP

ジオは2016年のサービス開始と後発ながら低価格戦略で利用者を増やし、現在は3億8800万人の契約者を抱える。近年は通信サービスに加え、音楽・動画配信やモバイル決済、電子商取引(EC)など各種のネットサービスにも力を入れている。

ジオには4月下旬に米フェイスブックが57億ドル(約6100億円)を出資し、9.99%の持ち分を取得すると発表したばかり。両社はモバイル決済などの分野で連携すると見込まれており、シルバーレイクによるジオの株主価値の評価額は4兆9000万ルピー(約7兆円)とフェイスブックの出資の際の評価額を12.5%上回った。

シルバーレイクはシリコンバレーを代表するファンドで、最近では米アルファベット傘下の自動運転技術開発会社ウェイモや米ツイッター、民泊仲介大手の米エアビーアンドビーなどへの投資を発表している。同ファンドからの出資についてリライアンスのムケシュ・アンバニ会長兼社長は「インドのデジタル社会の変革に向けて、彼らがグローバルなテクノロジー業界から得た洞察を活用できることに興奮している」とコメントした。

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