中央銀行「戦費調達」の歴史 対コロナ、非常時体制に
編集委員 清水功哉
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日米欧の中央銀行が先週、金融政策を議論する会合を相次いで開いた。そこで見て取れたのは、新型コロナウイルスの感染拡大による混乱を一種の戦時ととらえ、覚悟を決めて対応する姿だ。政府がコロナ対応に必要な資金を調達するのを側面支援する役割も果たす。歴史を振り返ると、中央銀行は戦争と深いかかわりを持ってきたが、今の姿には先祖返りした印象すらある。
中銀からは平時であればあり得ない発言が飛び出している。
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