コナカ、サマンサタバサを子会社化

2020/5/1 18:58
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紳士服のコナカは1日、31%出資しているサマンサタバサジャパンリミテッドを子会社化すると発表した。コナカは2019年にサマンサの株式を約3割取得し、持ち分法適用会社にしていた。新型コロナウイルスの感染拡大で店舗の営業見直しが広がる中、グループ間の連携強化が不可欠だと判断した。

コナカは20年7月1日付でサマンサを子会社化する。サマンサがコナカ傘下のフィットハウス(岐阜県可児市)を吸収合併する。コナカはフィットハウス株の91%を保有している。サマンサがフィットハウスを吸収合併することで、コナカの出資比率は従来の31%から59%に上昇することになる。

吸収合併を受けてフィットハウスは消滅する。同社は東海地区を中心に、海外ブランドの服飾雑貨を扱う業態を約30店舗運営している。

コナカはサマンサの子会社化について「グループの連携を強化し、財務基盤の安定のため」と説明する。サマンサは20年2月期の最終損益が23億円の赤字(前の期は13億円の赤字)と、4期連続で最終赤字だった。今年2月末時点で有利子負債は78億円と、現預金(16億円)に対し高水準にある。政府の緊急事態宣言で、国内の257店舗中253店が臨時休業中で資金繰りが困難になる可能性が増していた。

サマンサは19年4月に創業者の寺田和正氏が社長を辞任。寺田氏は保有するサマンサ株の一部を、コナカ社長の湖中謙介氏に譲渡した。コナカは同9月に湖中氏が持つサマンサの全株式を取得し、持ち分法適用会社としていた。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、コナカやサマンサでは店舗の営業見直しが相次いでいる。臨時休業で業績が落ち込む中、グループの連携を強化し財務基盤を安定させる考えだ。

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