謎のコウモリの繁殖確認 日本初、動物写真家発見

2020/5/1 17:31
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国内での報告例が少なく、環境省のレッドリストで情報不足とされている「クロオオアブラコウモリ」が札幌市内で繁殖しているのが1日までに確認された。同市在住の動物写真家、中島宏章さん(44)が発見した。繁殖が確認されたのは日本で初めて。

クロオオアブラコウモリ=中島宏章さん提供、共同

クロオオアブラコウモリは翼を広げると大きいものでは約25センチで、東アジアやロシア極東部に生息。単独や数匹で行動する習性があることなどから発見することが困難で、これまで日本での報告例は15匹にとどまる。

中島さんはSNS(交流サイト)で同市の学校付近にコウモリがいるとの情報提供を受け、2017年7月から学校周辺で観察を開始。

同9月に周辺で見つかった死骸をコウモリの調査をしている「道東コウモリ研究所」(大空町)に持ち込んだところ、研究所がことし3月に歯などの特徴から死骸はクロオオアブラコウモリの幼体で繁殖していると認められると判断した。

中島さんは「今後の調査で、農作物に被害を与える虫を食べる益獣であるなど詳しい生態が判明する可能性がある」と話している。〔共同〕

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