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キヤノン、御手洗会長が社長を兼務 真栄田氏は療養

(更新)
社長兼任となる御手洗冨士夫・キヤノン会長

キヤノンは1日、御手洗冨士夫会長兼最高経営責任者(CEO、84)が同日付で社長を兼任したと発表した。真栄田雅也社長兼最高執行責任者(COO、67)は健康上の理由により退任した。病気の治療に一定期間を要するとして、真栄田氏から社長退任の申し出があったという。真栄田氏は2日付で技術最高顧問に就く。御手洗氏は社長職をいったん兼任するが後任を探す。

1日の取締役会で決議した。御手洗氏は1995年に社長に就き、2006年に会長となった。その後、リーマン・ショックやタイでの洪水被害により、業績が不振だった12年にも社長に就いており、CEOと社長ポストを兼任するのは今回が2度目となる。真栄田氏は祖業のカメラ畑出身で、00年代後半のデジカメの急成長をけん引し、収益事業に育てた。16年に社長に就任していた。

キヤノンはカメラと事務機という主力事業から、監視カメラや医療機器といった新規事業への転換に注力している。ただ、足元では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う在宅勤務が広がり、ペーパーレス化が進んで逆風となっている。同社は16年に指名・報酬委員会を設置しており、後任社長は社外取締役を中心とした同委員会を通じて決める見通しだ。

御手洗 冨士夫氏(みたらい・ふじお)61年中大法卒、キヤノン入社。専務、副社長などを経て95年に社長、06年に会長。06年から10年まで経団連会長。12年に会長兼社長CEO、16年から会長兼CEO。大分県出身。

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