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レムデシビル、日本供給少なく 安定した体制には時間

新型コロナウイルス治療薬候補「レムデシビル」の日本への安定供給が当面は難しいことが1日、厚生労働省などへの取材でわかった。世界で14万人分が供給されるものの日本向けはごく一部に限られる見込み。厚労省は海外で承認されれば日本でもすぐ承認する方針だが、必要な患者に十分に供給できる体制が整うまで保険適用はできないとみている。

開発した米製薬大手のギリアド・サイエンシズは4月29日、重度の入院患者を対象としたレムデシビルの治験について予備結果を公表し、肯定的な結果がでたことを明らかにした。欧米での承認が近いとみられている。

海外で承認されれば、日本では審査手続きを簡略化する「特例承認」が可能になる。政府は関連する政令を改正しレムデシビルを対象にする。海外での承認後、数日程度で承認できる見通しだ。

承認後、ギリアドは当面、日本に薬を無償で提供する。この間、保険適用の申請はしない見通しだ。現在、新型コロナ感染症の入院治療は公費で補助されるので、保険適用の可否に関係なく、患者の負担は生じない。

ただし、薬の安定供給は保険適用の前提で、レムデシビルを必要な患者に届ける体制が十分にできていないことを意味する。日本の患者の主要な薬になるには時間がかかるとみられ、ほかに候補となっている薬の開発も急ぐ必要がありそうだ。

ギリアドは10月までに患者50万人分以上、年末までに100万人分以上のレムデシビルを生産する目標を掲げている。

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