中古車のガリバー「1万人に無償提供」に応募4万件

2020/5/1 10:41
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日経クロステック

「4万件を超える問い合わせがある」。こう明かすのは、中古車店「ガリバー」を運営するIDOMの広報担当者だ。同社は4月13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、同社が所有する車両を最大3カ月間、1万人に無償提供すると発表。今回、問い合わせ件数が発表から約2週間で予定の4倍を超えたことが分かった。

IDOMは「個室空間で、比較的安全な移動手段であるクルマをうまく使ってもらう」(同社広報担当者)ため無償提供を決めた。4月15日に受け付けを開始し、23日から全国で納車を進めている。

同サービスの対象者として最優先するのは医師や看護師などの医療従事者と、一時的に外出が必要な短期利用者だ。医療従事者には現場へ足を運ぶための通勤車や、検診車を3カ月間無償提供する。一時的な外出を必要とする短期利用者には最大3泊4日、車両を無償提供する。

同社は今後、医療法人との連携も計画しており、「数十台規模の車両提供や長期間での提携などの要望を受けている」(IDOMの広報担当者)という。

■日産、EVシェア利用料を一部無償に

医療従事者を支援する動きは、自動車メーカーからも相次ぐ。例えば日産自動車は、電気自動車(EV)のカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の利用料金の一部を無償化する。同社のEV「リーフ」を2時間利用した料金に相当する、1回あたり1600円を無償とする。期間は5月1日~31日まで。

日産のEVカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」(出所:日産自動車)

日産のEVカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」(出所:日産自動車)

トヨタ自動車は4月27日、新型コロナウイルス感染者の移送用車両を東京都江戸川区に提供した。同社の直営販売会社であるトヨタモビリティ東京(東京・港)などがトヨタの車両2台を軽症感染者の移送用として改良し、提供した。江戸川区以外では、トヨタは移送用車両を既に千葉県に1台、東京都内の病院などに5台提供している。

(日経クロステック 久保田龍之介)

[日経クロステック 2020年4月30日掲載]

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