NYダウ反落、288ドル安 米経済指標の悪化相次ぐ

2020/5/1 5:07 (2020/5/1 5:32更新)
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【NQNニューヨーク=古江敦子】4月30日の米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前日比288ドル14セント(1.2%)安の2万4345ドル72セントで終えた。景気悪化を示す米経済指標の発表が相次ぎ、投資家心理を冷やした。ダウ平均は前日に約1カ月半ぶりの高値をつけていたため、利益確定売りも出やすかった。

ダウ平均の4月の月間の上昇率は11.1%と1987年1月(13.8%)以来の大きさだった。

朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は383万9000件と市場予想(350万件)より多かった。3月の米個人消費支出は前月比7.5%減と市場予想(5%減)よりも落ち込み、シカゴ購買部協会が発表した4月の景気指数は前月から12.4ポイント低下の35.4と11年ぶりの低水準だった。

市場では「米経済が後退期に入り、相場が再び下げる可能性が意識された」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との声が聞かれた。業績が景気の影響を受けやすい銀行株や資本財株をはじめ幅広い銘柄に売りが出た。

米経済活動の再開期待や新型コロナウイルスの治療薬開発の進展を好感して、ダウ平均は4月に入って前日までに12%上昇していた。3月下旬の直近安値からは3割強戻しており、利益確定や持ち高調整の売りが出やすかった。

ダウ平均の構成銘柄では保険のトラベラーズやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが下落。30日朝に発表した2020年1~3月期決算が減収減益となった外食のマクドナルドも小幅安で終えた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は前日比25.16ポイント(0.3%)安の8889.55で終えた。半導体やバイオ製薬の一角が下落し、指数の重荷になった。一方、前日夕に市場予想を上回る四半期決算を発表したSNS(交流サイト)大手のフェイスブックは大幅高。同様に前日発表した決算が予想以上だったソフトウエアのマイクロソフトも高い。

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