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BASF、20年の投資2割削減 コロナで計画修正

【フランクフルト=深尾幸生】化学世界最大手の独BASFは30日、2020年の投資額を当初計画から約2割減らすことを明らかにした。従来は34億ユーロ(約3900億円)を計画していたが28億ユーロに見直した。需要減に合わせるほか、不急のプロジェクトを延期する。新型コロナウイルスによる景気減速に対処するための資金を確保する。

具体的な投資削減の内容は明らかにしなかったが、中国での石油化学コンビナート建設や欧州での電気自動車(EV)向け素材などの戦略性の高いプロジェクトへの投資は続ける。

BASFが同日発表した20年1~3月期の決算は、純利益が前年同期比37%減の8億8500万ユーロだった。売上高は167億5300万ユーロと7%増えた。同社が経営の指標としている特殊要因を除くEBIT(利払い・税引き前利益)は6%減の16億4千万ユーロだった。

一方、4~6月期の特殊要因を除くEBITは赤字に陥る可能性もあるという。基本シナリオでは数億ユーロ前後の黒字を見込んでいるが、主要な製品納入先である自動車産業の回復度合いに左右されるとしている。

BASFは20年の世界の自動車生産が19年より少なくとも20%は減るとみて警戒を強めている。同社は19年12月期も自動車や機械などの需要減の影響で大幅減益だった。2月に示した20年の業績見通しは、先行き不透明として取り下げた。

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