ペッパーフード、6月に新会社
ペッパーフードサービスは30日、ステーキ店「ペッパーランチ」の運営部門を分社化し、6月1日付で新会社「JP(ジェイピー)」を設立すると発表した。本体と切り離すことで意思決定を早めるとともに、資金調達を円滑化させる狙いがある。
新会社は株主総会の承認がいらない「簡易新設分割」で設立する。資本金は1000万円。本社は東京都墨田区のペッパーフードの本社内に置き、同社の一瀬邦夫社長が代表に就く。
ペッパーフードは主力のステーキ店「いきなり!ステーキ」の運営などに専念する。いきなりステーキは競争激化などで既存店売上高の減少が続き、2019年12月期の連結最終損益は27億円の赤字だった。分社化を通じて経費を削減し、財務の立て直しを図る。