レオパレス、改修完了延期を発表 新型コロナが影響

2020/4/30 18:25
保存
共有
印刷
その他

賃貸アパート大手のレオパレス21は30日、明らかな施工不備のあった物件の改修工事の完了時期を当初予定の2020年12月末から延期すると発表した。足元では改修工事のペースが遅いことに加え、新型コロナウイルス感染拡大で改修工事を原則休止しているためだ。新たな完了時期は未定とし、今後の新型コロナウイルスの影響を見極めた上で改修計画を見直し発表するとしている。

東京都中野区にあるレオパレス21本社

足元では大工の確保や入居者の一時退去が困難などの理由で改修工事のペースが遅く、3月末時点で完了した棟数は990棟と、対象の1割にも満たない。13日には新型コロナウイルス感染拡大のため改修工事を原則休止すると発表し、計画通りに遂行するのは困難な状況にある。6月末の予定だった軽微な不備のあった物件の改修計画の発表も延期する。

同社は30日、事業戦略の再構築の骨子も発表した。事業の多角化戦略から、売上高の約8割を占める中核事業である賃貸事業の収益力強化をめざす戦略へ方針を転換する。介護施設の運営といった高齢者向けの事業は維持するものの、アパートや社会福祉施設などの建物の建築請負といった事業は縮小、海外事業やホテル・リゾート事業は撤退や譲渡する。事業見直しを踏まえ人員の最適配置や削減、販管費などのコスト削減をめざす。

20年3月期は2年連続の最終赤字となる見通しで、早急な信頼回復や体質改善が求められる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]