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投信コラム

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運用のプロ、コロナ禍にどう挑んだか(投信観測所)

2020/5/7 12:00
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新型コロナウイルスの感染拡大で世界中の金融市場が不安定になるなか、投資信託を運用するプロのファンドマネジャーも経験したことのないような相場に直面している。過去に目覚ましい好成績を上げてきた中小型株ファンドを対象に、組み入れ比率が増した銘柄を調べてみた。

■好成績投信、組み入れ増えた銘柄は

国内公募の追加型株式投信(ETF、ミリオン型除く)について、3月末時点の10年騰落率(分配金再投資ベース)をランキングしてみると、国内の中小型株に投資するアクティブ(積極運用)型が上位5本を占めた(図表1)。どれも3ケタ台のリターンを上げ、同期間の配当込み東証株価指数(TOPIX)の上昇率(78.4%)を大きく引き離した。

これらのファンドを手掛ける運用担当者は、コロナ相場の序盤にどう挑んだのか。そのヒントを探すために、週次や月次で運用状況を詳しく報告する各ファンドのリポートを比較した。それぞれ組み入れ上位10銘柄について、コロナ禍の影響が広がる前の1月末時点と、株安が進んだ3月末時点(週次配信のファンドは4月3日時点)を比べ、組み入れ比率が増えた個別銘柄を図表1に掲載した。

■昨年末比で持ち直したファンドも

リターン首位の「DIAM新興市場日本株ファンド」が3月末時点で最も多く組み入れていたのが、オンライン診療の仕組みを病院向けに提供するメドレー。株価が値上がりしたこともあり、投資比率は1月末時点の4.58%から8.78%に上昇した。

そのほか上位の顔ぶれはあまり変わらないものの、それぞれ比率が増減した。1月末時点の圏外から浮上したのは、クラウドサービスのシステム構築などを手掛けるサーバーワークスと、人材管理サービスのカオナビの2銘柄だった。このファンドの基準価格は3月中旬に昨年末比で3割近く下落したが、その後は早々に持ち直している(図表2)。

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)」と「スパークス・M&S・ジャパン・ファンド(愛称:華咲く中小型)」も、入れ替わったのはそれぞれ1銘柄だけだった。

■成長性高い銘柄に厳選投資

一方、「日本新興株オープン」と「スーパー小型株ポートフォリオ」は上位銘柄の入れ替わりが目立つ。「日本新興株」は月次リポートで「外出自粛に伴う消費行動の変化や労働環境の変化に対応したサービス提供など、新規に発生した需要の恩恵を受ける企業が現れてきている」と指摘、成長性の高い銘柄を厳選していく考えを示した。

「スーパー小型株」の運用担当者も、「感染拡大が落ち着くごとに、株価の回復基調は鮮明になる」とコメント。注目セクターとして情報通信業や半導体などの5G(次世代通信規格)関連を挙げた。

■構造変化に注目、投資機会を探る

どのファンドにも共通していたのは、コロナショックの先を見据えた運用だ。「ジェイリバイブ」は4月3日基準の週次リポートで「厳しい状況下でこそ、今までになかった発想で現状を打開する企業が出てくる」と指摘。「DIAM新興市場日本株」の運用を担当するアセットマネジメントOneの岩谷渉平氏は、「前向きな構造変化に大いに期待している」(3月31日に配信したインタビュー記事)と話していた。

「いや~正直、毎日がつらいです」と本音を書き込んだリポートもあったが、どの運用担当者も見つめているのは短期的な相場の上げ下げではない。投資対象となる個別銘柄の「底力」だ。「スパークス・M&S・ジャパン」は従来どおりの運用を継続していると強調。どんな時でも投資機会を探り、有望な銘柄を発掘しようとするプロのブレない姿勢は、資産形成に取り組む個人投資家にも参考になりそうだ。

(QUICK資産運用研究所 西田玲子、望月瑞希)

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