TOSEI、病院向け洗濯乾燥機再発売 コロナ消毒に
コインランドリー大手のTOSEI(静岡県伊豆の国市)は、高温水で洗うことでウイルスを消毒できる病院向け洗濯乾燥機を再発売する。最高でセ氏93度の高温水で、ウイルスが付着した恐れのあるシーツやリネン類などを30分間洗える。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、感染リスクを減らせる洗濯機のニーズが高まっていた。

再発売する洗濯乾燥機「SKH-2010」は、ボイラーの蒸気で水温を高める。水温と水位を測るセンサーがあり、設定した温度と水量を一定に保てる。
厚生労働省の感染症に対する消毒・滅菌の手引によると、重症急性呼吸器症候群(SARS)や鳥インフルエンザ、エボラ出血熱やペストなどの感染症を防ぐには、リネン類をセ氏80度の高温水で10分間洗濯して消毒することが有効と指摘している。新型コロナでも国立感染研究所が同様の方法で消毒するように促している。(佐藤雅哉)
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