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フェンシング見延「延期は追い風」 金メダルめざす

2020/4/30 16:00
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フェンシングの世界ランキングで昨季、日本選手として初めて年間1位になった男子エペの見延和靖(32、ネクサス)が、来夏に延期された東京五輪に向けて気持ちを新たにしている。「経験がものをいう種目でベテランには追い風になる。どれだけ多くの引き出しを持っているかがキーポイント」と受け止め、改めて個人と団体の金メダル獲得を目標に掲げる。

オンラインで報道陣の合同取材に応じるフェンシング男子エペの見延(4月28日)=スポーツビズ提供

オンラインで報道陣の合同取材に応じるフェンシング男子エペの見延(4月28日)=スポーツビズ提供

見延はこのほど、オンラインで報道陣の取材に応じた。新型コロナウイルスの影響で3月に海外遠征から帰国して自宅待機が続き、練習拠点とする東京・西が丘の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)も4月上旬に閉鎖された。

満足に体を動かせない限られた環境の中でも「剣を持つ感覚だけは忘れないように」と、自宅で的を作って突く練習を実践しているという。1年延期が現実となって「いろいろ悩み、葛藤もした」が、焦ることなく中断している試合の再開を待っている。

東京五輪の選考レースは団体、個人とも1試合を残して中断された。ワールドカップ1大会を残す団体について「持っている力を存分に出して一丸となって勝ち取りたい」。メンバーとは今も毎朝、体温や体調を報告し合いコミュニケーションを取っているという。

日本のエースは日本協会の選手会長も務めている。「今は我慢するところ。できることをやっていこう」と各選手に呼びかける。2024年パリ、28年ロサンゼルスの両五輪も視野に入れる見延が目指すのは「誰も到達したことがない世界最強のフェンサー」。この困難もプラスに捉え、乗り越えようとしている。(渡辺岳史)

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