ブラジル最高裁、捜査妨害疑惑で大統領の人事案差し止め

2020/4/30 6:41
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】ブラジル連邦最高裁は29日、ボルソナロ大統領による連邦警察庁長官の人事を差し止める仮処分を下したと発表した。ボルソナロ氏は息子の汚職疑惑への捜査を妨害するため、警察人事に介入した疑いが持たれていた。連邦警察は捜査妨害などの容疑で捜査を始めるとしている。

29日、首都ブラジリアで式典に参加するブラジルのボルソナロ大統領(中央)=ロイター

24日に辞任を表明したモロ前法務・公安相がボルソナロ氏が連邦警察の捜査や人事に介入したと告発していた。新たに警察庁長官に指名されたラマジェ氏はボルソナロ氏の息子と親交があり、選定の経緯が不透明だと批判されている。ボルソナロ氏は29日、「彼(ラマジェ氏)を長官に迎えることは私と彼の夢で、近く実現する」と主張した。

最高裁は27日、一連の人事について、ボルソナロ氏を捜査する権限を警察に与えている。ブラジル憲法の規定では、大統領を起訴するには下院議員の3分の2以上の賛成が必要で、立件に持ち込むには高いハードルとなる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]