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巣ごもりGW、エコノミストおすすめ図書

今年のゴールデンウイークは外出を避け、家で過ごす人も多いだろう。巣ごもりのお供になるのはなんと言っても読書。マネーのまなびに、読むべき本は何か。経済やマーケットのプロであるエコノミストやストラテジストに紹介してもらった。

「ポストコロナ」共感がカギ

BNPパリバ証券チーフエコノミスト・河野龍太郎氏

 今回の新型コロナ禍は、日本の伝統的な社会システムや資本主義経済のあり方を問い直しています。人同士の接触を避けるためテレワークの導入が奨励されていますが、まだ多くの国内企業で対応が遅れています。日本企業がこれまでIT(情報技術)やデジタル化への投資を単にコストカットの手段と捉え、本腰を入れてその普及に取り組んでこなかった結果ではないでしょうか。<全文を読む>

・「資本主義の新しい形」(諸富徹、岩波書店)
・「道徳感情論」(アダム・スミス、日経BP)
・「文化がヒトを進化させた」(ジョセフ・ヘンリック、白揚社)

実務経験者に学ぶ政策立案

第一生命経済研究所・主任エコノミスト・藤代宏一氏

いま日本が直面している政治・経済の問題について、改めて過去から学ぶ点は多いのではないでしょうか。今回私がご紹介する2冊はどちらも数十年前の事例を扱ったものですが、今なお変わらぬ教訓を私たちに与えてくれます。<全文を読む>

・「日本の経済統制」(中村隆英、筑摩書房)
・「ルワンダ中央銀行総裁日記」(服部正也、中央公論新社)

長期的な視点を身に付ける

ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジスト・井出真吾氏

新型コロナウイルスの感染拡大は、これまでの資本主義の限界を露呈させるきっかけになりそうです。短期的な株高のために自社株買いを優先して財務の健全性を損ねたり、もうけのために無理な開発をして自然を破壊したりするなど、犠牲にしてきたものは大きいです。企業にとっては従業員や取引先、消費者との関係の見直しや、サプライチェーン(供給網)の強化などが必要になるでしょう。そこで考えるべきなのは、それぞれのステークホルダー(利害関係者)と向き合い、いかに持続可能な経営戦略を構築するかです。<全文を読む>

・「SDGsが問いかける経営の未来」(モニター デロイト編、日本経済新聞出版社)
・『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(井戸美枝、日経BP)

科学的なマネジメント分析

SBI証券・チーフストラテジスト・北野一氏

1992年から、年100冊を超える本を読んできました。ストラテジストの仕事でリポートを書くことが多く、字数は年間で1冊の本になるくらい。そのために必要なインプットが、私にとっては年100冊の本でした。本を選ぶときの基準は「自分の疑問に答えてくれそう」「好きな著者が書いたから」「書評を読んだから」など様々です。<全文を読む>

・「スーパー・ミーティング」(スティーヴン・G・ロゲルバーグ、サンマーク出版)
・「1兆ドルコーチ」(エリック・シュミット他、ダイヤモンド社)

[日経ヴェリタス2020年5月3日付]

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