米ギリアド、コロナ薬候補「レムデシビル」で肯定的な結果

2020/4/29 23:51 (2020/4/30 5:30更新)
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米ギリアドの新型コロナ治療薬候補「レムデシビル」で、肯定的な試験結果がでている=ロイター

米ギリアドの新型コロナ治療薬候補「レムデシビル」で、肯定的な試験結果がでている=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米医薬大手ギリアド・サイエンシズは29日、臨床試験を実施中の新型コロナウイルスの治療薬候補「レムデシビル」で、肯定的な結果がでたと発表した。重度の新型コロナ入院患者を対象にレムデシビルを5日間投与したところ、10日後に50%で症状が改善し、2週間以内に半数以上が退院した。

レムデシビルは、承認申請前の最終段階にあたる第3相臨床試験を2つ実施している。今回公表されたのは、そのうちの1つとなる重度の入院患者を対象とした臨床試験の予備結果。同日、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)による別の臨床試験でも、肯定的な結果がでたと発表した。

ギリアドによると、レムデシビルを10日間投与した患者と5日間投与した患者を比べると、同程度の症状の改善が確認された。最高医療責任者のマーダッド・パーシー医学博士は「現在の供給量で治療できる患者数を大幅に増やすことができるのは、このパンデミック下で非常に重要だ」と述べた。

米政権の新型コロナウイルス対策チームで中心的役割を担うファウチ国立アレルギー感染症研究所長は29日、レムデシビルの予備結果について「とてもいいニュースだ。治療の標準になりうる」と述べた。

この日の株式市場では先行きへの期待感からギリアド株が買われ、前日比6%上昇した。

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