米ボーイング、6億ドル最終赤字 新型コロナで需要減

2020/4/29 21:24
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【ニューヨーク=中山修志】米ボーイングが29日発表した2020年1~3月期決算は、最終損益が6億2800万ドル(約660億円)の赤字だった。最終赤字は2四半期連続。前年同期は21億ドルの黒字だった。新型コロナウイルスの影響で航空会社の経営が悪化し、航空機のキャンセルや支払い遅延が相次いだ。

新型コロナの影響で航空機需要が急減している(ワシントン州のボーイング施設)=AP

売上高は26%減の169億ドルだった。全体の5割を占める商用機部門の収入が48%減少した。運航停止中の小型機「737MAX」に加え中・大型機の需要も低迷し、1~3月の出荷が50機と前年同期から7割減った。新型コロナに伴う航空会社の大幅な減便によりサービス部門の収益も伸び悩んだ。フリーキャッシュフロー(純現金収支)は47億ドルの赤字だった。

デビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は約16万人のグローバルの従業員を1割削減する方針を示した。

ボーイングは新型コロナの影響で休止した西部ワシントン州の2工場の生産を4月20日に再開。南東部サウスカロライナ州の工場も5月3日から再稼働する。だが、営業利益の5割を稼いでいた737MAXは航空当局の安全審査が遅れており、年央を見込んでいた運航再開がさらに遅れるとの見方も出ている。

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