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レオパレス、年内の改修工事完了を延期 コロナで休止

施工不良問題を抱える賃貸アパート大手のレオパレス21が、明らかな不備が確認された物件の改修工事の完了時期を延ばすことが29日わかった。同社はこれまで完了時期を2020年12月末をメドとしていた。改修工事のペースが遅れ足元で完了したのは対象の1割にも満たないのに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で改修工事を原則休止しているためだ。

レオパレスは30日に完了時期を延ばすことを発表する。同社の関係者によると、大工の確保や入居者の一時退去が困難などの理由で改修工事のペースが遅いといい、明確な不備が確認された物件の改修が完了した棟数は20年3月末時点で990棟と、対象物件の1割以下にとどまる。

13日には新型コロナの感染拡大のため改修工事を原則休止すると発表し、改修工事を計画通り遂行するのは困難な状況にある。

同社が建てた全ての物件約3万9000棟を対象に調査した結果、約3万棟で不備が見つかった。1万3000棟超で天井裏に延焼を防ぎ、音を遮るための壁が設置されていないなど明らかな不備が確認され、19年10月末には20年12月末までに改修工事を終えると発表していた。残りの軽微な不備が確認された物件の改修工事の完了時期は20年6月末をメドに示す予定だ。

レオパレスは19年10月末時点でも完了時期が前後する可能性を示していた。同社の関係者は「見通しが甘かった」と話す。

レオパレスの20年3月期の連結最終損益は304億円の赤字と、2年連続の最終赤字となる見込みだ。30日には事業戦略再構築計画を発表する。新型コロナの収束時期が不透明なため、新たな完了時期は示さないという。

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