天皇陛下、国民との交流積み重ね 令和の即位から1年

「令和」新時代
2020/5/1 0:00
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静養のためJR那須塩原駅に到着し、手を振る天皇、皇后両陛下と愛子さま(2019年8月)

静養のためJR那須塩原駅に到着し、手を振る天皇、皇后両陛下と愛子さま(2019年8月)

新元号「令和」がスタートして1年。約200年ぶりとなる退位による代替わりを経て即位した天皇陛下は、皇后さまとともに各地を巡り、国民との交流を重ねられている。始まったばかりの新たな象徴の道を、お言葉と写真で見つめる。

■初の地方訪問(2019年6月、愛知の植樹祭)

全国植樹祭の式典会場で苗木を植える天皇、皇后両陛下(19年6月、愛知県尾張旭市の愛知県森林公園)

全国植樹祭の式典会場で苗木を植える天皇、皇后両陛下(19年6月、愛知県尾張旭市の愛知県森林公園)

天皇、皇后両陛下の代替わり後初の地方訪問先は愛知県だった。昭和天皇の時代から引き継がれてきた毎年恒例の地方行事、全国植樹祭の式典に出席。1泊2日の日程で、植樹祭のほか、伝統工芸施設や肢体不自由児などの医療・療育施設も訪問し、多くの人たちと交流された。

■動物ともふれあい(9月、秋田の海づくり大会)

秋田県動物愛護センターで保護された秋田犬とふれあう天皇、皇后両陛下(19年9月、秋田市)

秋田県動物愛護センターで保護された秋田犬とふれあう天皇、皇后両陛下(19年9月、秋田市)

「命の大切さを感じてもらうことは非常に大切なことですね」

天皇、皇后両陛下は全国豊かな海づくり大会出席のため秋田県を訪れた際、動物愛護センターに足を運ばれた。「(殺処分が)少しでも少なくなるとうれしいですね」。施設で保護されている秋田犬が皇后さまの顔をペロリ。場が和む場面もあった。

■即位礼正殿の儀(10月22日)

「即位礼正殿の儀」で、即位を宣言される天皇陛下(19年10月、宮殿・松の間)

「即位礼正殿の儀」で、即位を宣言される天皇陛下(19年10月、宮殿・松の間)

「ここに『即位礼正殿の儀』を行い、即位を内外に宣明いたします」

天皇陛下は皇居・宮殿に集まった約2千人を前に即位を宣言された。出席者は三権の長や閣僚、各界代表者に加え、約180カ国と国際機関の代表ら。儀式では天皇専用の装束、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)をまとった陛下と十二単(ひとえ)姿の皇后さまが「松の間」に設置された高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)に立たれた。

■祝賀御列の儀(11月10日)

沿道の人たちに手を振る天皇、皇后両陛下(19年11月、東京都千代田区)

沿道の人たちに手を振る天皇、皇后両陛下(19年11月、東京都千代田区)

秋晴れの空の下、天皇、皇后両陛下を乗せたオープンカーは皇居から赤坂御所までの約4.6キロを人々の祝福に包まれながらゆっくりと進んだ。沿道には平成時より約2千人多い約11万9千人が詰めかけ、歓声に包まれた皇后さまが涙を拭われる場面もあった。

祝賀御列の儀はもともと10月22日の即位礼正殿の儀の後に予定されていたが、台風被害の影響で延期された。

■大嘗祭(11月14~15日)

大嘗祭の「悠紀殿供饌の儀」のため祭服を着て進む天皇陛下(19年11月、皇居・東御苑)

大嘗祭の「悠紀殿供饌の儀」のため祭服を着て進む天皇陛下(19年11月、皇居・東御苑)

たいまつの灯に照らされ、純白の伝統装束に身を包んだ天皇陛下の姿が闇夜に浮かび上がった。秋の冷気の中に神楽の演奏が響き、あたりは幻想的な雰囲気に包まれた。

大嘗祭は新天皇が新穀を神前に供え、自ら食して国の安寧と五穀豊穣(ほうじょう)を祈る一代につき一度限りの儀式。陛下は未明まで特設の祭殿にこもり、秘儀に臨まれた。

■初の被災地訪問(12月、宮城・福島)

台風19号の被災地を訪れた天皇、皇后両陛下(19年12月、福島県本宮市)

台風19号の被災地を訪れた天皇、皇后両陛下(19年12月、福島県本宮市)

「大変でいらっしゃいましたね。お体に気をつけて」「心のケアは大丈夫ですか?」

天皇、皇后両陛下は台風19号で河川が氾濫するなどして甚大な被害を受けた宮城県丸森町と福島県本宮市を見舞われた。仮設住宅の集会所では被災者らと約30分間にわたり面会し、励ましの言葉を掛けられた。

■即位後初の記者会見(2020年2月)

60歳の誕生日を前に記者会見する天皇陛下(2020年2月、赤坂御所)

60歳の誕生日を前に記者会見する天皇陛下(2020年2月、赤坂御所)

「多様性に対して私たちは寛容の心をもって受け入れていかなければいけない」

天皇陛下は20年2月23日の60歳の誕生日に先立ち、赤坂御所(東京・港)で即位後初となる記者会見に臨まれた。国内外の記者46人の前で、約40分間にわたって質問に答え「天皇の一つ一つの公務の重みと、それらを行うことの大切さを感じております」と述べられた。

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