ブラジルの新型コロナ死者数5000人超 1週間で7割増

2020/4/29 7:41
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】ブラジル政府は28日、新型コロナウイルス感染による死者が5千人を超え、中国を上回ったと発表した。1週間で約7割増えており、欧米のような感染爆発が始まっているもようだ。ボルソナロ大統領自らが外出自粛令に反対するなど社会隔離政策が道半ばで、今後も感染が拡大する可能性が高い。

新型コロナの死者を埋葬する人々(28日、ブラジル北部マナウス)=ロイター

28日夜時点で、感染者数は7万1886人で前日比10%増、死者数は5017人で同8%増だった。感染者数ではロシアやトルコを下回っているものの、死者数は両国を大きく上回っている。

サンパウロ州など多くの州では3月下旬から外出自粛令が出ているが、ボルソナロ大統領は「経済が破壊される」として保健相を解任するなど、早期解除を求めている。低所得者層を中心に外出自粛令を無視する動きが広がっており、感染拡大を抑えられていない。リオデジャネイロ州では集中治療室(ICU)の病床が足りず男性が死亡する例など医療崩壊が間近に迫っている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]