米サウスウエスト航空、100億円赤字 4月売上は9割減

2020/4/29 2:38
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【ニューヨーク=大島有美子】米航空大手のサウスウエスト航空が28日発表した1~3月期決算は最終損益が9400万ドル(約100億円)の赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で旅客収入が大きく減り、売上高は前年同期比18%減の42億ドルだった。

保有するボーイング「737MAX」も運航停止中だ(19年3月、カリフォルニア州)=ロイター

ギャリー・ケリー最高経営責任者(CEO)は同日の電話会見で4~6月期について「現時点で、飛行機での移動需要の回復を示す材料は何もない」として、厳しい環境が続くとの見通しを示した。4月は売り上げが前年同月比90~95%減になりそうだという。

需要減の長期化に備え、減便や従業員の自主的な無給休暇、投資計画の中止などを続ける。これらにより、4~6月期の1日当たりに使う現金量(キャッシュバーン)は従来計画の6000万ドルを見直し、3000万ドル程度に減らすとした。

サウスウエストは墜落事故を起こしたボーイング「737MAX」を34機保有している。現在は運航停止中で、再開時期は見通せていない。サウスウエスト幹部は「運航できるまでに少なくとも2~3カ月はかかるだろう」とみて、現時点で運航計画に組み入れていないと明らかにした。

同日、普通株式5500万株の公募増資と、10億ドルの転換社債の発行で資金調達を実施すると発表した。新たに発行する株式は発行済み株式数の約10%に当たり、27日の終値(29ドル11セント)から計算すると調達額は約16億ドルとなる。

同社は米政府から従業員の給与向けに補助金と融資で32億ドルの金融支援を受けることで合意している。米航空大手の決算は5月1日までに出そろう予定だ。

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