春の叙勲、喜びの声 元住友商事社長の岡素之氏

2020/4/29 5:00
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バブル経済崩壊後に「商社不要論」が広がった冬の時代を脱し、総合商社が再び飛躍を遂げた2000年代に住友商事の社長と会長を務めた。国内外で業界再編が進むなど大きな変革の流れのなか、商社ビジネスの最前線に立ち続けた。

岡素之氏

日本の企業統治の在り方にも一石を投じた。1996年に巨額の損失を出した銅不正取引事件後に再発防止策の策定を担当し、法令順守の大切さを社員に訴え続けた。

資産のリスクと収益の関係を数値化した「リスク・リターン経営」を業界で先駆けて推し進めたほか、住友商事で初めてコーポレートガバナンス原則をまとめた。

日本独自の発展を遂げた商社ビジネスへのこだわりは強く、受章にあたっては「『豊かさと夢の実現』のために努力を続けてきた商社業界全体に与えられた栄誉」だと考えている。

さらに「グローバリゼーションの進展が生み出す、地球規模の課題克服に向け、商社が果たすべき役割はますます大きくなる」と、商社業界の後進らにエールを送る。

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