春の叙勲、喜びの声 前経団連会長の榊原定征氏

2020/4/29 5:00
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自他ともに認める「ミスター経団連」。経団連では2007~11年に副会長を、14~18年には会長を務めた。企業側の考えを政策に反映しようと、政権との連携に腐心した。

榊原定征氏

法人実効税率引き下げの効果を官僚に熱心に説き、政権が求める賃上げではベースアップ(ベア)の旗振り役も担った。「会長を務めた4年間、経団連の発言力や国民社会からの信頼感は格段に高まった」と自負する。

1967年、東洋レーヨン(現東レ)入社。02~10年に社長を務めた。就任前に単独決算で営業赤字に陥り、任期中はコスト削減を徹底した。一方で技術開発も進め、グローバルに稼ぐ体質をめざした。同社は炭素繊維の分野で世界首位。米ボーイングの航空機「787」の構造部材に採用されるなど、軽量で高燃費の素材として重宝されている。

近く関西電力会長に就く予定だ。同社では原子力発電所の工事を巡り、役員らが金品を受領した問題が発覚。電力会社の信頼回復という新たな重責が待ち受けている。

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