相場の急変動に立ちすくむ 人もコンピューターも
コロナ 揺れる市場(2)
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「心臓をむしり取られるような感覚に襲われた」。個人投資家の井村俊哉は3月の株式相場をこう振り返る。運用成績が年初比でマイナス15%に落ち込み、運用資産額は一時2億円減った。投資していたクラウド関連銘柄の一部を入れ替えるなどの対応を迫られた。
新型コロナウイルスの感染が世界に広がり、恐怖におののいた投資家は株も債券もゴールドも投げ売った。市場関係者の脳裏には乱高下の記憶が色濃く残っている。
「原油...